感情の話
過去に心に深い傷を負った、哀しき人たちが
今ある現実に 懸命に立ち向かう姿を、
"描く" "演じる" "謳う" のが、好き。"歌う"、じゃない、"謳う"のだ。表現するからね。
人の気持ちや歌の歌詞に隠された感情を代弁したりするのは好き。
※曲に合わせて表情をコロコロ変えるから、人によっては「多重人格か?」と言われる時もあるがそれは違うぞ。
笑い以外の感情は人に迷惑かけるからほぼ制御してる時が殆どだが、
踊ってる時が一番、喜怒哀楽が表現されていると思う。
ふと、踊るときには場所を想像する。
普段、そんなところでは踊れないところを。
友人の家なのか
勤務先なのか
テーマパークなのか
カラオケなのか
レストランなのか
はたまた真夜中、信号や電灯が点滅する道路の真ん中なのか
お店の駐車場なのか
相手に面と向かって言葉で伝える力が人より劣っているため、
こうやって歌と踊りと感情で伝えるしか術がない。
しかし、そんなことは現実世界でできたもんじゃない。
すべて、空想の世界なのだ。
なのに、まだ私は子どものように、誰かに伝わるように今日も踊り続けている。
愚かだ。
想像して、表現して、伝えた気持ちになって満足して、消えていって、また踊る、の繰り返し。
空想ではなく現実でやらないと、誰にも伝わらないのにね。
歌の力を借りて、感情を表現すること、
その歌詞の主人公を自分に変えて、踊ることが、今の私の一番の感情表現だ。